HISTORICAL-SE02:常陸五山~武神の宿る山
茨城県北地域に点在する、東金砂山・西金砂山・真弓山・花園山、そして竪破山の五つの山は、「常陸五山」と呼ばれ古くから山岳信仰の聖地とされてきました。
はるか紀元前の古代におこなわれたといわれる黒坂命による北方征伐や、その後の大和朝廷・坂上田村麻呂の征夷進軍、そして「北面の武士」の祖・源義家による奥州征伐時の逸話も残り、武神として崇められる歴史人物への縁が深い点が共通しています。
また、地理的な険しさや岩がちな山容から、修験の山として力をもった歴史もあります。ひそやかに茨城県北地域を守る常陸五山には、時の権力者も無視できないほどの強い力と、長い歴史が秘められているのです。
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