茨城県北ロングトレイル・中央部エリアのエントランスであるJR水郡線・下野宮周辺の地域情報です。
近津神社
下野宮駅周辺には懐かしく素朴な街並みがあり、ゆっくりと散策するだけでもじゅうぶんな発見があります。少し歩けば久慈川のほとりへと出て、美しい水の流れと岩場の織りなす風景に出会えます。下野宮駅から徒歩5分ほどの場所には由緒ある「近津神社」があり、静謐な気持ちでお参りできます。
▼近津神社
見落とし八景
下野宮駅から月待の滝方面へ歩いていくと、見事な川の流れや切り立った山肌を眺めることができます。このあたりはかつて江戸時代に、徳川家の水戸光圀公によって「見落とし八景」と名付けられた風光明媚な眺望が集まった地域でもあります。江戸の世からずっと親しまれてきた見事な風景を、本格的に入山する前から楽しめます。
▼この付近に点在する見事な眺望が見落とし八景です
月待の滝
見落とし八景の一つにも数えられる「月待の滝」は、多くの観光客が訪れる名瀑です。水に濡れることなく滝の裏側に入れる珍しい滝でもあります。太古の昔に溶岩流によって生まれた地形を流れる滝は、ふだんは二筋の「夫婦」滝ですが、水量が増えると「子」滝が現れ親子滝となります。このことから、古来より安産や家族の安寧を願う地域の女性の集まり「月待講(二十三夜講)」の場となっており、その歴史が転じて「月待の滝」と呼ばれるようになったそうです。
▼月待の滝
いちろうリンゴ園
茨城県北ロングトレイルのなかでいち早く開通したコースの入り口にあたる、いちろうリンゴ園直売所。奥久慈リンゴのシーズンである10月~12月には、美味しいリンゴを求める人で賑わいます。
▼いちろうリンゴ園直売所
下野宮駅から月待の滝に至るまでの周辺地域情報をまとめました。茨城県北ロングトレイルを歩く際にぜひ、一緒に訪れたいですね。
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